彌彦神社バーチャルガイド その壱(一の鳥居~玉の橋)(←初めての方はこちらからご覧下さい)
絵馬殿を出て二の鳥居をくぐる
神馬舎前にて
神の馬と書きまして「しんめ」そしてこちらの建物を、「しんめいしゃ」と読みます。
この神馬像は、東京上野駅前の西郷隆盛像の作者高村高雲の一番弟子、山本瑞雲の作品です。
まず石膏で神馬を形造り、それをもとに神社境内古木の欅(けやき)で、精魂傾けて5倍に拡大彫刻を行い、寄木造りで白い神馬を完成させました。昭和7年に現在の三条市の福島要吉氏に寄って彌彦神社に奉納されております。
今日は扉が開いてます。
普段は扉が閉じてますが、お正月と燈籠神事には空けられ、より真近にご覧いただけるようになっております。
(注)バーチャルガイド取材日は1月7日です
神馬舎を過ぎて直ぐ、右側を見る
木立の向こうに見えますのが、舞殿、その奥が参集殿です。
彌彦神社には古来より伝承されている数々の舞楽があります。
大別すると第一に燈籠神事でお稚児様が舞う秘舞「神歌楽」(かがらく)「天犬舞」(あまいぬまい)
第二に大々神楽(だいだいかぐら)、第三が小神楽(おかぐら)となります。
いづれも国の重要無形文化財に指定され、神職により大切に保存継承されて来ました。
この舞殿で奉奏されるのは大々神楽だけで、毎年4月18日の妻戸大神例祭(つまどおおかみれいさい)の日のみ、全13曲が奉奏される行われます。
全曲が奉奏されるのはその日だけですが、3月18日から6月までの春と9月、10月の秋にも毎土曜日の午後2時より数曲、大々神楽が奉奏されます。
奥の参集殿が、一般の方が舞を見る場所になるわけですが、舞楽は神様に向かって行われるので、それを脇から拝観する形となっています。
4月18日には多くのカメラマンさんが参道側から撮影しておりますが、神様にお尻を向ける形となるのであまり好ましくありませんネ(^^)
観光客役 私:イケネ、俺もやってた(^^;
その六に続きます