新潟が誇る高級洋梨のル・レクチェのシーズンです。
市場に出回るのは11月下旬~12月下旬の1ヶ月間だけという稀少な果実ですが、芳醇な香りと滑らかな舌触りは驚きの美味しさです。
私的にはそのまま食べるのが一番と思ってましたが、切ってしまうと直ぐに変色してくるので宿の水菓子には若干向きません。
何とか生の味や香りを損なわない調理方法は無いかとやってみました。
まずシロップを作ります。
水2000cc・砂糖1kg・レモン汁1ヶ分・白ワイン700cc・バニラビーンズ1本
そこに4つ割りにして皮を剥いて芯を取ったル・レクチェを入れます。
ポイントは3つ
1.変色を防ぐため切ったら直ぐにシロップに入れる。
2.皮と身の間に甘味があるので出来るだけ薄く皮を剥く。
3.あんまり良い香りなんでそのまま口に入れたい誘惑に打ち勝つ。
火にかけます。
沸騰して来たら灰汁をすくい。
調理用ペーパータオルで蓋をして10分~15分煮ます。
火からおろしたら仕上げにブランデーを少々入れ、そのまま冷まして完成です。
通常のコンポートより砂糖の割合を減らして、煮る時間も短縮しました。
2~3回レシピを変えながら試して何とか思うような味に仕上がりました。
水菓子の「胡麻ムース」に添えてお出しします(^^)
お試し下さいませ。